研究内容

(チオフェン/フェニレン)コオリゴマー (TPCO)を用いた結晶多形に関する研究

同じ化学式で分子配列・結晶構造の異なる物質を結晶多形と呼びます。結晶の作製方法を変えて分子配列や結晶構造を制御することで,光電子物性を変化させることができます。例えば,同じ炭素から構成される物質でもダイヤモンドとグラファイトでは結晶構造が異なるために性質も異なります。結晶多形を明確に区別して扱うことは,機能性材料開発や医薬品開発等において重要です。私は,TPCOでは初めて結晶多形が形成されることを示すと共に,分子配向・結晶構造の異なる4種類のTPCO結晶多形の光学特性を明らかにしました。


https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2023/tc/d2tc04151k